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特別養護老人ホーム 市川ヒルズ

見原 克哉
施設長

1998年、社会福祉法人慶美会へ介護スタッフとして入社。
特別養護老人ホームやデイサービスでの介護スタッフ・生活相談員等の職務に就き、2020年、特別養護老人ホーム 市川ヒルズの施設長に着任。

  • 職員の職場環境・ご入居者の生活環境 両方の質を大切にすることが原動力。

  • ―人材マネジメントで工夫をしている点は?

    生活相談員や介護主任・リーダー等では、人材マネジメントにおいてスキルの違いがある為、それぞれに合ったOJTが必要と考えています。その為、施設長自らが個々の職員と話をする時間を日常から設けるようにして、状況に応じた思考のプロセスやアプローチ方法を一緒に考えるという方法をとっています。
    一緒に取り組んでゆくというスタンスは職員にとっても安心感が得られやすく、私自身も職員の考え方や価値感を実感しやすいのでお互いに良い点が多いと思っています。

  • ―職員の業務負担が多すぎないように工夫している点は?

    ・直接介護職員の時間を捻出するために間接業務の職員数を増やし、シーツ交換や食器洗浄、洗濯、掃除などをになってもらっています。
    ・介護職員でなくても行えることなどを他職種で分担をし協力体制を取っています。
    ・研修や行事の企画や準備への労力を軽減できるように、Web研修を導入したり、企画ツールを統一化するなど工夫しています。
    ・クラブ活動などを間接業務職員にも担ってもらい、直接介護職員の負担を軽減しつつも入居者様の楽しみを継続できるように取り組んでいます。

  • ユニット施設でも、「1人ではない。みんながいる」を感じやすくする。

  • ―夜勤回数の平均は何回ですか? 

    月3.9回が平均回数です。
    ユニット毎に勤務シフトを作成するため、夜勤対応の職員数によって若干のバラつきがあります。

  • ―残業は平均何時間程度でしょうか?

    ・栄養係職員は年間行事の準備で年数回残業をすることがありますが普段はほぼありません。
    ・介護係職員は1人平均月8~15時間前後の残業をしています。ユニット毎の人員状況や突発での休みがあった場合は皆でフォローしてもらい残業時間が増えるときもあります。

  • ―日常業務で一番時間を割いていることは何ですか?

    現場の状況を把握すること、問題や課題について、できるだけ早い時間でその解決策や対策を現場の職員と一緒に進めてゆくことです。
    職員はそれぞれの決められた業務がありますので、短時間で最良な判断をしてゆくことが、大切であると思っています。よく職員からも様々な相談を受けるので、気軽に声をかけて頂けることはありがたいと思っています。

  • ユニット施設の特徴となる問題点へのアプローチをすぐに行う。

  • ―今後5年間で施設をどんな施設にしていきたいですか?

    私が管理運営しているユニット型の施設の特徴として、介護職員が ユニット内で過ごす時間が多いことが一般的にはあると思っています、その為、就業環境や業務、一日の時間の流れ等に「慣れ」「マンネリ化」が起こりやすく、その環境下では、様々なリスクを抱えやすい状況がございます。未来に向けて、職員1人1人が施設での主となる仕事の他にも、役割や輝ける時間を創出してゆきたいと思い、その計画を進めています。5年後の姿を職員と一緒に共有したいと思います。

ある日の施設長のスケジュール